歯がないときの治療|抜歯後の歯を補うのはインプラント・ブリッジ・入れ歯?|佐々木人吉駅歯科|熊本県人吉市の歯医者

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歯がないときの治療|抜歯後の歯を補うのはインプラント・ブリッジ・入れ歯?


歯を失ったときは、主に3つの治療法がありますが、どの治療法がいいのかわからない…という方も多いと思います。

それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあり、ニーズに応じて選択することが重要です。

このブログでは、歯がないときの治療法と治療せずに放置いたときの影響を紹介します。


■歯がないときの治療法は?


歯がないときは、以下の3つの治療法があります。


  • インプラント

  • ブリッジ

  • 入れ歯


それぞれの治療法の特徴を以下の表にまとめました。



インプラント

ブリッジ

入れ歯

審美性

天然歯とほぼ同じ

それほど目立たない

金属部分が目立つ

噛む力

天然歯に近い

天然歯の60~70%

×

天然歯の10~30%

違和感

ほぼない

少しある

大きい場合もある

他の歯への負担

ない

×

大きい

×

大きい

顎の骨への影響

ない

骨が吸収される

骨が吸収される

治療期間

長期間

短期間

短期間

治療費用

×

自費治療のため高価

保険適用で安価

保険適用で安価

耐久性

長期間使用可能

一般的に7~8年
(次第に劣化する)

一般的に7~8年
(次第に劣化する)


■インプラント治療とは?


失った歯の部分の顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を装着することで失った歯の機能や見た目を回復させる治療法です。残っている周りの歯に負担をかけずに見た目や機能が回復するため、メリットの多い治療法です。


◎インプラント治療のメリット

  • 発音や咀嚼力など機能面が天然歯に近い

  • 残っている歯に負担をかけない

  • 自然で天然歯に近い美しい見た目

  • 使用中の痛みや違和感が少ない

  • 長期間使用できる

  • 人工歯のためむし歯にならない


◎インプラント治療のデメリット

  • 外科手術が必要になるため体への負担が大きい

  • 治療期間が長い

  • インプラント周囲炎になるリスクがある

  • 治療費用が他の治療に比べて高い

  • 全身の健康状態によってインプラント治療が受けられない場合がある


■ブリッジ治療とは?


歯を失った部分の両隣の歯を削り、連結した人工歯を被せて、失った歯を補う治療法です。固定式で違和感は比較的少ないですが、両隣の歯を削らなくてはいけません。


◎ブリッジ治療のメリット

  • 保険が使えるため治療費を抑えることが可能

  • 咀嚼力が入れ歯に比べると優れている

  • 治療期間が短い

  • 固定式のため入れ歯に比べると安定感があり違和感が少ない

  • 外科的手術の必要がないため体への負担が少ない

  • 天然歯と同じように歯みがきで清掃できる


◎ブリッジ治療のデメリット

  • 両隣の歯を大幅に削らなければいけない

  • 複数の歯を失ったときは治療できない場合がある

  • 利用する両隣の歯への負担が大きく、寿命が短くなる場合がある

  • 利用する両隣の歯の神経を抜かなければいけない場合がある

  • 両隣の歯の状態が悪いときはブリッジの治療が受けられない場合がある

  • インプラントに比べると使用期間が短い傾向がある

  • 歯があった部分の顎の骨が徐々に吸収される場合がある


■入れ歯治療とは?


入れ歯は、複数もしくはすべての歯を失ってしまったときに、人工歯と歯ぐきを人口樹脂で連結したものを、残った歯や歯ぐきに固定して、見た目や機能を回復させる治療法です。


インプラント体を顎の骨に埋め込み、そこに入れ歯を固定する方法もあります(インプラントオーバーデンチャーやオールオン4)。


◎入れ歯治療のメリット

  • 保険が使えるため治療費を抑えることが可能

  • 治療期間が短い

  • 多くの歯を失っても治療できる

  • 取りはずして清掃やメンテナンスができる


◎入れ歯治療のデメリット

  • 咀嚼力が弱い

  • 審美性に劣る

  • 痛みや違和感を抱きやすい

  • 骨が徐々に吸収される場合がある

  • 定期的にメンテナンスを受ける必要がある

  • 金属を引っ掛ける歯に負担がかかる


■歯がない状態を放置するとどうなる?


歯がない状態を放置していると、機能面や審美面で以下のような影響が及ぶ可能性が高くなります。


  • 咀嚼力が低下し、高血圧や認知症の発症リスクが高くなる

  • 十分に食べ物が噛めないため胃腸への負担が大きくなる

  • 残っている歯並びや噛み合わせが悪くなる

  • 顎関節症やむし歯、歯周病になりやすくなる

  • 残っている歯の負担が大きくなる

  • 口もとや顎周りの形が変化し、顔つきが変わる場合がある

  • 顎の骨が吸収される

  • 発音しにくくなる

  • 口臭が強くなる


歯を失ったら、上記のような影響があらわれる前に治療を受けることが重要です。


【機能面・審美面・耐久性の点からインプラント治療はメリットの多い治療法です】


歯がないときの治療法の紹介と放置したときの影響を紹介しました。

治療法は、メリット・デメリットをよく理解してから選択することが重要です。機能性・審美性・耐久性など様々な面を考慮して、インプラント治療を選択するケースも増えてきています。


当院は、豊富な経験と専門的な知識を持った日本口腔インプラント学会専門医が、インプラント治療を行っています。インプラント治療について興味や疑問がある人は、佐々木人吉駅歯科までお気軽にご相談ください。


佐々木人吉駅前歯科
歯科医師
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