歯科口腔外科で行う治療

難抜歯・親知らず・埋伏歯

虫歯・歯周病・歯列不正を引き起こす親知らずや埋伏歯は抜歯が必要です。横に生えた親知らずはほとんどの場合抜歯しなければなりません。骨の中に埋まっている歯を取り出すには、歯の周りの骨を少し削り取る必要があります。考えてみて下さい。軟らかい骨と硬い骨とでは、どちらが処置をする際に大変でしょうか?年齢とともに骨が硬くなり始めますので、骨の硬さから考えても出来るだけ早い時期の抜歯処置が必要です。
特に18歳以上の若い人に親知らずの抜歯を勧めています。18歳で骨の成長はほぼ終了しますのでその後親知らずがきれいに生えてくることはあまり考えられません。若いうちに抜歯しておくと歯を抜いた後の傷の治りも早くまた体力があるにこしたことはありません。就職して社会人になりますと、治療に通う時間がなかなか取れません。このような理由から、社会人になる前に親知らずの抜歯について歯科医院に相談するよう勧めています。

外科的歯内療法(歯根端切除術)

痛みや排膿が止まらない難治性の歯根病巣を、この病巣発生の誘因をなした歯の根尖と共に切除して徹底的に清掃し、歯を抜かず保存する治療法です。

インプラント手術と再生療法(骨移植・骨造成)

インプラント治療とはチタン製の人工歯根を顎骨に埋め込み、見た目だけでなく天然歯と同じ程度に咬む力を回復する画期的な治療法です。欠点としては手術が必要な事、時間とコストがかかる事です。
また、虫歯や歯周病で、適切な治療を受けないままグラグラになった歯を放置したり、さらに歯が抜けたまま放置すると骨は吸収して、大きな骨の欠損が生じます。骨が吸収してやせてくると入れ歯の安定が悪くなり、インプラント治療を受ける事も難しくなります。骨を作るには他の部位から患者さん自身の骨を採取して移植したり、人工骨や骨の再生を促す特殊な膜を用いたりします。

顎関節症

顎関節症は、口が開かなくなったり顎関節の痛みや雑音に加えて首や肩こりなどの症状を伴うことが多く、20〜40歳代をピークに女性に発症しやすい病気です。歯ぎしりや噛みしめ、ストレスや日常の癖など、様々な原因が絡み合って起こる多因子性疾患と言われています。

口腔粘膜疾患(口内炎や腫瘍、裂傷など)


痛みを伴ういわゆる口内炎・白線とびらんが混じった扁平苔癬(へんぺいたいせん)・粘膜の下に唾液がたまってできる粘液嚢胞(ねんえきのうほう)などがあります。原因として疲労や精神的ストレス・咬傷・ウイルスや口腔常在菌による感染・歯科用金属によるアレルギーがあげられます。

ドライマウス(口腔乾燥症)

唾液が少なくなるために、会話や食事がしづらくなる病気です。悪化に伴い虫歯・歯周病・口内炎が起こり易くなります。

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