酸蝕症について
酸蝕症とは食品や飲料水、胃液など酸の影響で歯の表面が溶けていく病気です。
以前は酸を扱う工場勤務の方などにみられる特殊な職業病でしたが、最近では食生活の変化により一般の方にも多くみられるようになってきました。
むし歯と違い、穴が開いたり黒く変色するわけでもなく全体的に少しづつ溶けていくので気づきにくいものです。
酸蝕症の特徴として
- 歯がしみる
- 歯がすりきれてきた
- 歯の色が黄色っぽくなってきた
- 歯にくぼみやへこみができている
- 歯の形がギザギザしてトガり、薄くなってきた
これらの症状が見られる場合、酸蝕症になっている可能性があります。歯科医院でチェックしてもらいましょう。
酸蝕症の予防には
酸性度の高い食品は時間をかけずにとりましょう。
だらだら飲み食いを控えることです。だらだら飲んだり食べたりすると長時間歯を酸にさらすことになります。
酸性の飲食物の過剰摂取を控える
【飲料】炭酸飲料やスポーツドリンク、かんきつ類のジュースはハイリスクです。チューハイや梅酒、ワインは酸性度が高いです。
【食べ物】
食べ物では酢の物や梅干し、レモンやオレンジなどのかんきつ類は注意が必要です。
酢やワイン、スポーツドリンクの過度の摂取など、健康を意識した習慣が原因で酸蝕症になってしまった例が多く確認されています。